【大阪府・記載例】No.2建設業許可申請書(様式第1号)の書き方|新規申請を記入例付きでわかりやすく解説

建設業許可の申請書類の中で、最初に綴じる1枚が「建設業許可申請書(様式第一号)」です。新規・更新・業種追加など、どの申請区分でも必ず提出する書類で、会社の基本情報をまとめて記載します。
この記事では、大阪府知事許可を法人で新規申請する場合を例に、様式第一号の書き方を項目ごとに解説します。記載例は、大阪府の「建設業許可申請の手引き(令和8年3月改定版)」をもとに、当事務所が架空の会社データで作成したものです。
記載例の前提(架空の会社)
| 商号 | サンプル建設株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 見本 太郎 |
| 本店所在地 | 大阪市都島区(架空の番地) |
| 資本金 | 500万円 |
| 申請内容 | 新規申請/建築工事業・内装仕上工事業(いずれも一般) |
| 兼業 | あり(不動産賃貸業) |
様式第一号の記載例(全体)
まずは全体像です。赤い番号は、この後の解説番号と対応しています。

項目別の書き方
①〜③ 日付・宛先・申請者欄

① 日付:申請書を提出する日付を記入します。
② 宛先:大阪府知事許可の場合は「地方整備局長」「北海道開発局長」を二重線で消し、「大阪府知事」を残します。
③ 申請者:本店の所在地、商号、代表者の役職と氏名を記載します。登記上の住所と実際に営業している住所が異なる場合は、「(登記上)」「(事実上)」としてそれぞれの住所を二段に分けて記載します。
④〜⑤ 行政庁側記入欄・許可の有効期間の調整

④ 行政庁側記入欄:「01 許可番号」「02 申請の区分」「03 申請年月日」は行政庁側記入欄です。申請者は記入しませんので、すべて空欄のままにしておきます。
⑤ 許可の有効期間の調整:行政庁側記入欄の右側にあるこの欄は、申請者が記入します。業種追加等と更新を同時に行う場合は「1(する)」、新規や業種追加等のみの場合は「2(しない)」を記入します。記入する欄と記入しない欄が隣り合っているので、見落とさないよう注意しましょう。
⑥ 許可を受けようとする建設業

⑥:上部に並んだ業種の略号(土・建・大・左…)の下のマスに、一般建設業なら「1」、特定建設業なら「2」を記入します。記載例では「建(建築工事業)」と「内(内装仕上工事業)」に「1」を入れています。
新規申請の場合、その下の「05 申請時において既に許可を受けている建設業」は空欄です。
※29業種の内容や、どの業種で申請すべきかについては、建設業許可29業種の解説記事もあわせてご覧ください。
⑦〜⑩ 商号・代表者欄

⑦ 商号又は名称のフリガナ:1マスに1文字ずつ記入します。濁点は1文字として扱わず、「ガ」のように1マスにまとめて書きます。また、「株式会社」などの略号部分のフリガナは不要です。
⑧ 商号又は名称:法人の種類は、次の略号で記載します。「(」「株」「)」もそれぞれ1マスずつ使います。
| 株式会社 | (株) | 合同会社 | (合) |
|---|---|---|---|
| 有限会社 | (有) | 合資会社 | (資) |
| 合名会社 | (名) | 協同組合 | (同) |
| 協業組合 | (業) | 企業組合 | (企) |
⑨ 代表者の氏名のフリガナ・⑩ 代表者の氏名:姓と名の間は1マス空けます。右側の「支配人の氏名」は個人事業主で支配人がいる場合に記載する欄なので、法人の場合は空欄です。
なお、カラム(マス目)に記載する文字は、法人名は商業登記簿謄本、個人名は戸籍の文字に合わせます。旧字体などに注意しましょう。
⑪〜⑭ 主たる営業所欄

⑪ 市区町村コード:手引きの「市区町村コード表」(P.6-25)で確認して記入します。記載例の大阪市都島区は「27102」です。
⑫ 主たる営業所の所在地:市区町村名より後の部分を記入します。「6丁目5番4号」のような住所は「6-5-4」と記載します。
⑬ 郵便番号・電話番号:記入漏れが多い項目なので注意してください。
⑭ ファックス番号:ファックスがない場合は空欄にせず、「該当なし」と記載します。
⑮〜⑯ 法人・兼業欄

⑮ 法人又は個人の別・資本金額・法人番号:法人なら「1」を記入します。資本金額は千円単位です(資本金500万円なら「5000」)。法人番号は国税庁から指定された13桁の番号で、商業登記簿謄本の会社法人等番号(12桁)の前に検査用数字1桁を加えた番号です。
⑯ 兼業の有無:建設業以外の事業を行っている場合は「1(有)」とし、その営業の種類を記載します。
新規申請の場合、「15 許可換えの区分」「16 旧許可番号」は空欄です(他の許可行政庁から大阪府知事許可へ移る「許可換え新規」の場合に記入します)。
⑰ 連絡先欄

⑰ 連絡先:申請内容について大阪府から問い合わせを受ける担当者の所属・氏名・電話番号などを記入します。ここでもファックスがない場合は「該当なし」と記載しておくと安心です。
作成時の共通ルール
- 申請書・添付書類への記載は黒色のインクを使用します。
- 役員等、営業所、営業所技術者等は様式第一号ではなく別紙(別紙一・二・四)に記載します。
- 窓口では提出者の本人確認があります。代理人が提出する場合は委任状も必要です。
よくあるミス チェックリスト
- 行政庁側記入欄(許可番号・申請の区分・申請年月日)に記入してしまっている
- 行政庁側記入欄の隣にある「許可の有効期間の調整」を書き忘れている
- 新規申請なのに「許可の有効期間の調整」を「1」にしている
- フリガナで濁点に1マス使っている、略号(株)のフリガナまで書いている
- 姓と名の間を空けていない
- 商号・氏名の文字が登記簿や戸籍と違う(旧字体など)
- ファックス欄を空欄のままにしている(ない場合は「該当なし」)
- 資本金を円単位で書いている(正しくは千円単位)
建設業許可の申請はアドバンスリンク行政書士事務所へ
様式第一号は1枚の書類ですが、ここに書く内容は別紙や工事経歴書、財務諸表など他の書類と一致している必要があり、1か所の誤りが補正や再提出につながることもあります。
アドバンスリンク行政書士事務所では、大阪府知事の建設業許可の新規申請から、許可取得後の決算変更届・各種変更届まで一貫してサポートしています。書類作成の負担を減らしたい方、要件を満たしているか不安な方は、お気軽にご相談ください。
アドバンスリンク行政書士事務所
〒534-0023 大阪市都島区都島南通2-4-14 TSビル301号
TEL:06-7777-7821
このシリーズの記事一覧
第1部:新規許可申請(閲覧書類)
| No | 記事テーマ | 対象様式 | 手引き頁 |
|---|---|---|---|
| 1 | 【総論】大阪府の建設業許可申請に必要な書類一覧と綴じ方 | 申請区分別書類一覧・綴り方 | 3-2〜3-11 |
| 2 | 建設業許可申請書の書き方 | 様式第一号 | 3-12 |
| 3 | 役員等の一覧表の書き方 | 様式第一号 別紙一 | 3-13 |
| 4 | 営業所一覧表の書き方 | 別紙二(1) | 3-14 |
| 5 | 申請手数料とPOS納付用連絡票 | POS連絡票 | 3-15、3-43 |
| 6 | 工事経歴書の書き方 | 様式第二号 | 3-16 |
| 7 | 直前3年の工事施工金額の書き方 | 様式第三号 | 3-17 |
| 8 | 使用人数・誓約書の書き方 | 様式第四号・第六号 | 3-18、3-20 |
| 9 | 健康保険等の加入状況の書き方 | 様式第七号の三 | 3-19 |
| 10 | 建設業用財務諸表①貸借対照表 | 様式第十五号 | 3-21 |
| 11 | 建設業用財務諸表②損益計算書・注記表・附属明細表 | 様式第十六号〜十七号の三 | 3-22〜3-23 |
| 12 | 営業の沿革・主要取引金融機関名の書き方 | 様式第二十号・二十号の三 | 3-24〜3-25 |
第2部:新規許可申請(非閲覧書類)
| No | 記事テーマ | 対象様式 | 手引き頁 |
|---|---|---|---|
| 13 | 常勤役員等(経管)証明書の書き方 | 様式第七号 | 3-26〜3-27 |
| 14 | 常勤役員等+直接補佐者の証明書(ロ該当) | 様式第七号の二 | 3-28〜3-35 |
| 15 | 営業所技術者等証明書の書き方 | 様式第八号 | 3-36 |
| 16 | 実務経験証明書の書き方 | 様式第九号 | 3-37 |
| 17 | 指導監督的実務経験証明書(特定建設業) | 様式第十号 | 3-38 |
| 18 | 住所・生年月日に関する調書 | 様式第十二号・十三号 | 3-39〜3-40 |
| 19 | 営業所概要書の書き方 | 営業所概要書 | 3-41 |
| 20 | 委任状と窓口での本人確認 | 府規則様式第2号 | 3-42、6-35〜6-37 |
第3部:許可後の手続き
| No | 記事テーマ | 主な対象様式 | 変更届手引き頁 |
|---|---|---|---|
| 21 | 【総論】変更届の種類と提出期限(14日・30日・4か月)、郵送・投函BOX、綴り方 | ― | 0-2、1-1、5-1〜5-3 |
| 22 | 変更届の表紙の書き方 | 変更届表紙 | 1-2 |
| 23 | 【決算変更届①】必要書類一覧と表紙・変更届出書の書き方 | 決算変更届表紙、府規則様式第3号 | 4-1〜4-2 |
| 24 | 【決算変更届②】法人事業税納税証明書・事業報告書など添付書類の注意点 | 納税証明書、事業報告書 | 4-1 |
| 25 | 常勤役員等(経管)の変更届(イ該当) | 様式第22号の2、第7号 | 2-1〜2-7 |
| 26 | 常勤役員等+直接補佐者の変更届(ロ該当) | 様式第7号の2、第22号の3 | 2-8〜2-16 |
| 27 | 社会保険等の加入状況の変更届 | 様式第7号の3 | 2-29〜2-30 |
| 28 | 営業所技術者等の変更届(交代・追加・削除) | 様式第22号の2、第8号 ほか | 2-31〜2-41 |
| 29 | 令第3条の使用人(支店長等)の変更届 | 様式第22号の2 ほか | 2-42〜2-44 |
| 30 | 営業所の変更届(本店移転・支店新設) | 様式第22号の2 | 3-1〜3-6 |
| 31 | 商号・資本金の変更届 | 様式第22号の2 | 3-4〜3-5 |
| 32 | 役員等の変更届 | 様式第22号の2、別紙一 | 3-7、3-10 |
| 33 | 株主等の変更届 | 様式第22号の2 | 3-8〜3-11 |
| 34 | 廃業届(一部廃業・全部廃業) | 様式第22号の4 | 3-13〜3-15 |
| 35 | 建設業に係る訂正の届出書 | 府規則様式第4号 | 6-26〜6-27 |

